スーパーバイクレース in もてぎ



今年初の全クラス同時開催!!ツインリンクもてぎから全日本ロードレースは本格スタートだ!!

■初夏のツインリンクもてぎで激戦必死のJSB1000

鈴鹿2&4レースでJSB1000が幕を開け、第2戦ではST600が開幕。そして第3戦ツインリンクもてぎで、いよいよ全日本ロードレースはJSB1000、ST600、J-GP2、J-GP3、GP-MONOの全5クラスが同時開催となる。

国内最高峰JSB1000では、やはり注目は昨年のチャンピオン秋吉耕佑(Honda)の存在だ。昨年10月にツインリンクもてぎで行われたシリーズ第6戦の予選で、1分49秒019というスーパーラップを叩き出した!! まさに『韋駄天』秋吉の真骨頂とも言えるタイムだが、当時の秋吉は、さらに上を狙えたことをほのめかせており、まずはこのタイムが今大会の基準タイムとなりそうだ。

この秋吉のライバルが、昨年ランキング2位の柳川明(Kawasaki)、同3位の高橋巧(Honda)、同4位の中須賀克行(Yamaha)の3人。柳川のNinjaZX-10Rは今年、フルモデルチェンジされており、戦闘力が大幅に向上。

柳川のパワフルなライディングとあわせて、ツインリンクもてぎを疾駆するシーンは見逃せない!! また、高橋巧は、シーズンオフに渡米して、往年の世界GPライダー“キング”ケニー・ロバーツの下でしっかりとトレーニングを積んできた。実は高橋巧は、全日本ロードレースに参戦する以前に、ケニーを訪ねてトレーニングしている。今回の再訪は、昨年チャンピオンを獲れなかった悔しさを胸に、初心に帰ったわけだが、その高橋巧の激走が注目される!! そして中須賀は、YamahaのMotoGPマシンYZR-M1の開発を手掛けるようになり、この経験でライダーとして確実にバージョンアップ。昨年、チャンピオンを逸して3連覇の夢は断たれたが、今年の中須賀は、これまで以上に速いというのがライバルたちの率直な感想だ。

そしてもうひとり、ファイターが今年のJSB1000に参戦している。そう、スーパーバイク世界選手権やイギリス・スーパーバイクで活躍した加賀山就臣(Suzuki)が復帰したのだ!! プライベーターとしての参戦だが、辻本聡氏がチーム監督を務め、ヨシムラが強力にバックアップ。世界を目指すライダーにとっては、この加賀山を撃ち破ることこそが、夢への近道と言えるのだが、このスーパーファイターを負かすことは、簡単なことではない!!

さらに、昨年の鈴鹿8耐で注目を集めたエヴァンゲリオンチームが、今年はエヴァRT初号機トリックスターFRTRとして出口修(Kawasaki) をライダーにフル参戦。

継続参戦の今野由寛(Suzuki)、昨年のST600からJSB1000に復帰する徳留和樹(Honda)らの活躍にも注目だ!!

■昨年のST600チャンピオン山口

JSB1000の弟的な存在で、国内の4大メーカーが発売する4ストローク4気筒600ccエンジンを搭載したスポーツマシンが中心となって争われるST600。昨年は、ベテラン山口辰也が悲願のチャンピオンを獲得し、同時に、Hondaマシンが、2001年のST600新設後10連覇を達成した。

今年、この山口が継続参戦し、中心となることは間違いないが、昨年までJSB1000を戦った亀谷長純(Honda)が、今年はこのST600にスイッチ。さらに酒井大作(Suzuki)、2009年にHonda CBR600RRでこのクラスのチャンピオンを獲得した手島雄介(Suzuki)、2006年の全日本GP250チャンピオン横江竜司(Yamaha)ら強豪が続々と参戦。継続参戦する2000年の全日本GP250チャンピオン中冨伸一(Yamaha)とともに、チャンピオン争いは例年以上に混迷を極める状態だ。

こうした中、若手ライダーの矢作雄馬や篠崎佐助(ともにYamaha)、年間エントリーしているタイ国籍のチャロンポン・ポラマイとデチャ・クライサルト(ともにYamaha)にも注目したい。ポラマイは昨年のスポーツランドSUGOで優勝し、クライサルトは同3位に入った実力の持ち主だ。

強豪がそろうST600は、今年もまたロードレースファンを満喫させる大混戦になることは間違いない!!

■世界への再戦をねらう中上はJ-GP2にスイッチ

ST600マシンの改造範囲を広げたマシンで争われるのがJ-GP2だ。世界グランプリでは、Hondaのワンメイクエンジンを、自由設計したフレームに搭載するMoto2クラスがあるが、J-GP2は、このクラスを視野に入れたもので、昨年は小西良輝がチャンピオンに輝いた。

今年は、継続参戦する山口辰也(Honda)が核となるが、ノリックこと阿部典史の遺志を次ぐ野左根航汰(Yamaha)、元世界GPライダー上田昇のチームで頭角を現す日浦大治郎(Honda)のふたりの若手ライダーが注目だ。さらに、世界GP参戦経験を持ち、昨年はST600を戦った中上貴晶(Honda)がこのクラスにスイッチ。中上の目標は世界GP復帰であり、このクラスから、改めて世界への道を切り開く。

いずれにせよ、昨年よりも役者がそろったJ-GP2。ここから世界への扉を開くライダーが誕生する!!

■高校生チャンピオンとなったJ-GP3大久保が継続参戦

全日本ロードレース最小排気量の2ストローク単気筒125ccエンジンと、4ストローク単気筒250ccエンジン搭載車が混走するJ-GP3 。マシン特性から125ccエンジンが優位な状態で、昨年はHonda RS125Rを駆る大久保光が初チャンピオンを獲得。大久保は1993年8月11日生まれで、現役高校生チャンピオンとなった。

この大久保が、今年も継続参戦。多くのライダーのターゲットになるわけだが、最大のライバルは、やはり2005年と2008年にこのクラスでチャンピオンを獲得したベテラン菊池寛幸(Honda)だ。さらに、山本剛大、藤井謙汰(いずれもHonda)といった若手ライダーが台頭。勝敗はもちろんのこと、ベテランと若手によるレース中の駆け引きが見どころだ。

■GP-MONO

そして、今年限りの開催となるGP-MONOでは、昨年のチャンピオン藤井謙汰と小室旭が、実力的に抜きん出た状態。藤井、小室ともにJ-GP3と年間ダブルエントリーしているが、GP-MONOでは、このふたりの、コンマ数秒差の息詰る戦いが繰り広げられるはずだ。

■大会名称
2011 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 スーパーバイクレース in もてぎ

■開催日
2011年7月2日(土)、3日(日)

■主催
株式会社モビリティランド/財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)

■協力
エムオースポーツクラブ(M.O.S.C.)

■公認
国際モーターサイクリズム連盟(FIM)

■後援
観光庁/文部科学省/茂木町

■詳細URL
http://www.twinring.jp/superbike_m/

JSB1000

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