Motorcyclin’ Cafe #1 はじめましてコバユリです!


はじめましてのかたも、そうでないかたも、みなさんこんにちは!
私、大好きなオートバイに乗って旅をしながら、紀行記事やエッセイを執筆している、フリーライターの小林夕里子と言います。素敵なご縁に恵まれて、今日からこのページでコラムを連載させていただくことになりました!
日ごろ読者のみなさんからは、「コバユリ」って呼んでいただいてますので、はじめましてのかたも、よかったらコバユリと覚えてくださいね。あ、ちなみに、ネットで「コバユリ」を検索すると、陸上選手とグラビアアイドルちゃんもヒットしますが、あくまでバイクで遊んでるコバユリが私です(笑) どうぞよろしく!

さて、「Motorcyclin’ Cafeへようこそ!」と題したこのコラムでは、私自身のバイク遊びについて、つまり私のお仕事からオフの日までぜーんぶひっくるめて、バイクの楽しさ、すばらしさをみなさんと共有できるようなお話を、ゆるゆるっと綴っていこうと思っています。仕事中のブレイクに、はたまた休日に、コーヒー片手にここにアクセスすれば、仲間と、バイクに関する読み物が待っている。そしてまたバイクに乗って出かけたくなる…。そんな、ライダーズカフェみたいな空間になったら、うれしいな。

だけどそもそも、コバユリっていったいナニモノ?という質問にお答えしますね。何を隠そう私、ライターになるまではいわゆるフツーのOLでした。ときにお茶出しなどしながら、朝から晩までデスクワーク。余暇はどちらかというとインドア派。日焼けは肌に悪いからイヤ。そんなわたしが、今はバイクに乗ってライターをしている(!) なんだか突拍子もない展開のように見えるかもしれませんが、私にとってはごく自然な流れだったんです。

二輪免許を取ったのは二十代後半。「カレシの後ろに乗ってたら自分でも運転してみたくなって♪」とかいう可愛らしい動機ではなく(笑)、「本田宗一郎物語」というネット小説に感銘を受けて、ホンダのバイクに乗ってみたくて仕方なくなり、教習所の門をたたきました。最初は、「買い物の足に使えれば」くらいの軽い気持ちでしたが、免許取得後の春、友達に誘われて、桜咲き乱れる東京から沼津へツーリングに出かけました。するとどうでしょう。生まれて初めて覚える感動が、次から次へと襲ってくるではありませんか!!もう、体がブルブル震えて止まないような、自分史上最大の革命が起こりました。

「ソトの世界ってこんなに気持ちよかったんだ!!」

風の匂い。降り注ぐ日差し。雲のかたち。どれも、今日、この一瞬にしか出会えないものばかり。そして、道の上にはその日偶然に出会う人たちがいる。それまで“どちらかというとインドア派”だった私は、バイクによって、すばらしきソトの世界へと導かれたのでした。

それから、何かにスイッチが入ったかのように、いろんな土地へバイクで旅をしました。ユースホステルで、とほ宿で、キャンプ場で、いろいろな旅人と出会いました。自然と触れ合い、自分と異なる習慣を持つ人たちと触れ合うことで、私の胸の奥のほうが、どんどん熱を持って、膨らんでいくのを感じました。それはつまり、生きている実感とか、喜びといったものに等しかった。社会人になってからというもの、仕事で疲れ気味で、ものごとへの感動が薄れかけていたわたしでしたが、一粒の雨音にすら感動できるピュアな気持ちを、再び取り戻すことができたんです。

「バイク旅ってなんてスバラシイの!!」

その翌年、北海道を一か月ほど一人旅したのをきっかけに、旅行記を書く楽しさを知りました。ふと気が付けば、バイク雑誌からツーリング記事の執筆依頼をいただくようになっていました。そして三十路をちょっと過ぎたころ、OL業より執筆業のほうが忙しくなってしまって、脱サラの道を選んでフリーランスライターになりました。大きな覚悟が必要でしたが、私にはどうしてもやりたいことがあったんです。

「一人でも多くの人に、旅することの素晴らしさを伝えたい」

私の場合、それはたまたまオートバイだけれど、旅の手段は車でも、電車でも、自転車でも、徒歩でも、人それぞれなんでもいい。私が旅で見たことを文章にして、その文章が誰かを旅へといざなうことができたらすっごく幸せだな。そんなことを思ってライダーライターを始めて、今年で5年になります。

私の変貌を見守ってくれていたある女性が、しみじみこんなことを言いました。
「“転機”というのは大概、なにか大きな勇気を出した人に訪れるものだねえ」

インドア派の平々凡々な女の子が、モンゴルの大草原にツーリングしに行っちゃうほどのアウトドア派に変貌した。フツーのOLが、一生続けたいと思える仕事を手に入れた。すべては、初めてイグニッションキーを回したあの日から繋がっている。
バイクは私に、人生の切り開き方を教えてくれた恩人なんだなぁ…。

なーんて、カッコイイこと言ってますが、あの日教習所の門をたたいたのには、実はもうひとつ理由があって。実は…、その当時付き合ってた男の子にフラレたの! もっと強くなりたくて、って思いで通ってたかも…。失恋は女を成長させる。失わなければ得られないものがある。以上、人生の縮図のようでもあるお話でした(笑)

【小林夕里子 プロフィール】
大好きなオートバイに乗って旅をしながら、バイク雑誌各誌に紀行記事やエッセイを執筆するフリーライター。業界きってのカフェ好きとしても知られ、取材実績はおよそ70軒。アウトドアライフを楽しむブランド「nomadica」( http://nomadica.me )代表。ホームページ http://cobayuri.com ブログ http://ameblo.jp/cobayuri

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